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「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」

†聖騎士 紅桜†

 山賊たちは、ものも言わず一斉に棍棒を振り挙げた。

剣崎雌雄

メロスはひょいと、からだを折り曲げ、飛鳥の如く身近かの一人に襲いかかり、その棍棒を奪い取って、

中国うさぎ

「気の毒だが正義のためだ!」と猛然一撃、たちまち、三人を殴り倒し、残る者のひるむ隙すきに、さっさと走って峠を下った。

青山龍星

一気に峠を駈け降りたが、流石に疲労し、折から午後の灼熱の太陽がまともに、かっと照って来て、メロスは幾度となく眩暈を感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。

もち子さん

立ち上る事が出来ぬのだ。天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。

WhiteCUL

ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天、ここまで突破して来たメロスよ。真の勇者、メロスよ。

白上虎太郎

今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛する友は、おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。

琴詠ニア

おまえは、稀代の不信の人間、まさしく王の思う壺だぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎えて、もはや芋虫ほどにも前進かなわぬ。

No.7

路傍の草原にごろりと寝ころがった。身体疲労すれば、精神も共にやられる。

玄野武宏

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